ウクライナ情勢

ウクライナ軍、電撃的な反転攻勢

9月7日から10月4日にかけてのウクライナ東部の支配地域を表した地図

ロシアのプーチン大統領は10月5日、ウクライナ4州の併合手続きを完了した。併合される地域はウクライナの国土の18%程度を占める。ここ数日、ウクライナ軍の大規模な反転攻勢によりロシア軍が掌握している地域は縮小している。

東部では、ロシア軍の主要拠点だったドネツク州リマンをウクライナ側が奪還し攻勢を強めている。

ウクライナのゼレンスキー大統領は10月4日、ウクライナ軍が過去1週間、前線で迅速かつ大きく前進しており、ロシアが一方的に併合を宣言した南部と東部の地域で数十の町を奪還したと強調した。

9月29日から10月4日にかけてのウクライナ南部の支配地域を表した地図

ここ数日、ドネツク州とヘルソン州で撤退を余儀なくされているロシア軍は、ウクライナ側の前進を止めようと新たな防衛態勢を整えている。

ヘルソンではロシア軍が撤退する際にインフラ施設や民家に地雷を仕掛けていたという。

編集

Jon McClure、照井裕子、本田ももこ